.アメリカで最も著名なヒーラーであるB・A女史は云います。「私はヒーラーとして30数年も患者を癒し、またヒーリングの教師として30年近く 教えてきた経験からはっきりとわかっているのは、あらゆるヒーラーは自己の精神を大 きく成長させ、トランスフォーメーション(変容)を経験し、そしてヒーリング技術に ついての訓練を経なければ、決してよいヒーラーにはなれない。 ヒーリングの訓練で難しいのは技術を学ぶこと自体ではなく、特定の技術を学ぶため に必要な自己の精神的成長という過程を経ることだ。 上級の技術を身につけるには、相応のスピリチュアルな面での成長が必要不可欠である。 準備のできていない者が上級の技術を学ぼうとすると、妄想と幻惑に陥り、時には患者 のオーラを傷つけることさえある。あるいは、週末の短いワークショップに出かけて、 「これであなたはヒーラーです」と言われるか、自分で「自分はヒーラーである」と 決めて、患者をみ始める人たちがいる。多くの場合、こうした人々によるヒーリングは 効果がない。時にその所見はまったくの妄想で、不適切な治療を重い病気の患者に施し、 病院に逆戻りさせるケースもある。 ヒーリングの核心はテクニックではなくヒーラー自身の「存在の状態」にあり、そこ からテクニックが出てくる。たとえば、私がヒーリングを始めたばかりの頃に一時間半 のヒーリングでできたことよりも多くのことを、今なら数分でやれる。というのも、今 ではスピリチュアル的にはるかに深くてパワフルな状態に入ることができるので、患者 のニーズにぴったり沿う、患者に負担をかけないヒーリングエネルギーを何千倍も流せ るからである。」 . |